かくれ里

金曜日, 12月 05, 2014

変調方式



ラジオのAM放送とFM放送は音声信号を電気信号に変換する違いである。この事を変調と言うが、アナログ変調では、搬送波を振幅の変化で変調する方式と、周波数の変化で変調する方式がある。他に搬送波の位相の変化によって変調する方式もあるが一般的ではない。
 
AM放送は振幅変調された搬送波を受信器が受けて音声信号に復調している。FM放送は周波数で復調していて技術的に難しかった。FM放送が始まった当時は、技術講習会などで勉強したのを覚えている。
 
FM放送は、ステレオでの放送が可能で雑音が少なく音質が良く、音楽関連の放送が多くて若者には人気がある。僕はカーラジオでAM放送を聞くことが多い。深夜放送を聞く場合も枕元のAMラジオにイヤホンを付けて聞いていた。
 
NHKの「ラジオ深夜便」はAMとFMのサイマル放送をしている。先日買った通勤ラジオはFMも聞くことが出来る。「ラジオ深夜便」を聞き比べてみたら音質の違いがよく分かった。これまでFM放送にはあまり関心がなかったが、この歳になって周波数変調の良さが理解できた思いだ。