かくれ里

水曜日, 11月 26, 2014

加茂の浄瑠璃寺



加茂の浄瑠璃寺へは毎年のように行っている。昨年は紅葉の頃に二度行ったが、紅葉のきれいな時期を逸している。今年は春のハクモクレンの咲くころに訪れたが、秋には行くチャンスがなかった。
 
浄瑠璃寺門前の「あ志び乃店」オーナー「あしび」さんの、ツイッターに、今朝の浄瑠璃寺の美しく色づいた紅葉の画像がアップされていた。今年は何処の紅葉もきれいなようだ。朝のテレビニュースでも京都左京区の園光寺の紅葉が紹介されていたが見事だった。
 
浄瑠璃寺は平安時代に創建されている。寺名は創建当時のご本尊薬師如来の浄土である浄瑠璃世界からつけられた。薬師仏は現実の苦悩を救い西方浄土へ送り出す仏で、現在は東の三重の塔にまつられている。
 
  中央宝池を挟んで西の本尊の阿弥陀如来が横長の本堂にまつられている。人間の世界には、下品下生から始まり上品上生まで九つの往生の段階があるという考えから、九体の如来をまつっている。この寺の創建当時は競って建立されていた九体阿弥陀仏だが、現存するのは浄瑠璃寺のみとなった。