かくれ里

土曜日, 12月 06, 2014

コモディティー化

 



ある商品の市場が成熟し技術が標準化して、どのメーカーの商品も同様の機能を備えているため、購入者はより安い商品を求めるようになり価格が下がって利益を得にくくなる現象のことをコモディティー化したと言う。 

40年程前に卓上電子計算機(電卓)(が普及し始めた時は高かった。当時シャープの製品を12万円程で買った。同じ頃、東亜の電子レジスターを訪販に来られ分割で買った。値段は40万円ほどしたと思う。  

電卓もレジもコモディーティー化して、現在は、性能も格段に良くなり、しかも当時の値段が信じられなくなった。このように、コンピューターの分野では規格や仕様を統一して互換性を持たせた製品が多いため、コモディティー化を起こす傾向が強い。 

僕たちが、これまで商売で取り扱ってきた殆どの商品もコモディティー化した。最近は低コストで製造された商品が市場にあふれ、多くの企業が低価格競争を強いられている。こうした状況を脱するため、独自の「脱コモディティー化」を図ることが企業の最重要課題とされている。