かくれ里

木曜日, 1月 29, 2015

白洲正子とかくれ里



最初の入院の時はポケットラジオを持って行った。イヤホンでニュースや音楽等を聞いていてもやはり飽きてくる。二度目の入院時には文庫本を一冊カバンに入れて行った。白洲正子のエッセイ集で題名は「かくれ里」だ。
 
手術日以外は自由に動くことが出来たので談話室に於いての読書三昧だった。白洲正子の事は10数年前にネットで知ってファンになった。「かくれ里」と「近江山河抄」は特に愛読している。
 
10年前にこのブログを立ち上げた時にブログのタイトルを何にしようかと思った時、躊躇せず「かくれ里」にしたのもそのようなことに由来している。
 
  白洲次郎が終戦後の日本で大活躍されたのを知ったのもそのあとだ。お二人の墓のある三田の心月院の住職とのご縁が出来たのも何かの因縁だろう。心月院へは機会をつくってもう一度行きたいと思っている。