デジタル教科書
情報化時代の現在、教育現場でも「デジタル教科書」の導入に向けた検討会議が5月12日に文部科学省に於いて発足した。
既に、一部の学校でのデジタル化は急速に進んでいる。小学校でも先生は電子黒板を使って授業をおこない、子供たちにはタブレットを活用してもらって教科書に沿った教材をインストールして利用している所もあるようだ。
だが、これらはあくまでも副教材であり、教科書となったなら国の検定を受けなければならない。検定作業でチェックが可能なのか。そして、端末を無償で配布することが出来るのか。予算上のハードルも高い。他にも多くの課題があるようだ。
デジタル教科書を使うと教育的な効果はあるという意見が多い一方で、子供の健康面への影響を懸念する識者もいる。経済界は経済的効果を期待している様だが、検討会議では、子供たちへの教育的な効果という教科書本来の役割を見極めながら議論を進めてほしいと思う。
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