ネパール救援にオスプレイ
ネパール政府は米国に垂直離着陸可能な航空機の支援を要請した。これを受けて沖縄の普天間基地に所属するアメリカ海兵隊のオスプレイが出動し、沖縄からネパール迄自力で飛行し、4機がネパールに到着している。
ネパールの様な山岳地帯は道路事情が悪いため救援にはヘリコプターを用いなければならない。しかし航続距離の短いヘリを現地に集めるには艦船か飛行機で運ぶことになるが、ネパールは海から遠く、国際空港が処理能力を超えているため難しい。
その点オスプレイは、自力で飛んで行ける上に、垂直離着陸が出来るので空港が混雑していても適当な空き地があれば離着陸できる。米軍はネパール国内に統合任務部隊を設置して運用を開始。約120人の米軍関係者がネパール入りし、復旧活動を本格化させている。オスプレイは救助隊をカトマンズから離れた被災地ら送り届ける任務などに従事する。
日本でも将来自衛隊にオスプレイが配備された場合には、離島災害対処だけではなく、国際緊急援助隊の一部としても活躍が期待できる。
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