かくれ里

金曜日, 5月 22, 2015

太平洋・島サミット



日本は、3年に一度パラオやパプアニュウギニアなど南太平洋の14の島国の首脳や、オーストラリア、ニュージランドの閣僚級を招いて「太平洋・島サミット」を開催している。今回は本日22日より福島県で開かれている。

この地域は、先の大戦で激戦地になった島々もあったが、多くの日系人から大統領や政財界のリーダーを輩出している。そして伝統的に親日国が多い。国連の常任理事国入りの為にもまとまった投票行動が期待できる。

この地域は、陸地面積は小さいが、排他的経済水域で見ると広大な面積になり、安全保障上非常に重要な地域である。海洋進出を活発化している中国は、この地域へも影響力を強めようとしている。
 
安倍総理は、今回の島サミットで災害に強いインフラ整備の支援や、人材育成の協力などを表明するようだ。又、個別の会談も行い、それぞれの国との関係を深めたい積りだ。だがこの地域を巡る他国との競争は激化しているのが現状だ。国際社会の太平洋地域への関心が高まる中、安倍総理の手腕が問われている。