かくれ里

水曜日, 7月 08, 2015

前代未聞



これまでに聞いたこともない珍しく変わったことを「前代未聞」というが、先日の新幹線での焼身自殺はまさに前代未聞だ。71歳の男が新幹線の車内でガソリンをかぶって死亡した。巻き添えで52歳の女性も死亡した。まったくひどい話である。             

自殺した男は、日頃から年金の受給額に不満を持っていたそうだが、自殺するなら他人に迷惑のかからないところですればいいのだ。この男の行動はどう見てもおかしい。
 
日本の新幹線は死亡事故が無いことでよく知られている。新幹線は安心して乗れるものと思っていた。今回も車両の防火対策がしっかりしており、運転手や車掌の対応もスムーズだったため被害が最小限に抑えられた。JR東海は客室にも防犯カメラを設置することにしたそうだ。
 
 飛行機の搭乗時のチェックのようなことは物理的に無理だろうが、とりあえずは警察官や駅員による巡回の強化などで対応すると言っている。来年の先進国首脳会議や2020年のオリンピック・パラリンピックを控え、対策の検討を急ぐ必要があるのではなかろうか。