安全保障関連法案をめぐる動向
安全保障法制の論議が始まって2ヶ月になる。政府与党は遅くても7月初めの衆議院通過を考えていたが、想定外の事が起きて大分遅れている。
衆議院の特別委員会では、7月13日に中央公聴会を開催することを議決した。与党側は採決に向けた環境が整いつつあるとして15日の委員会で法案を採決し、翌16日にも衆議院を通過させたいとしている。
衆議院の採決をにらんだポイントは、維新の党の協力が得られるかどうかが今の国会の状況のようだ。維新の党は対案をまとめ、与野党に協議を呼びかけることにしているが、与党側はこれをきっかけに維新との接点を探りたいとしている。
安倍首相は、国民の理解を得て成立させたいとしているが、世論の動向、維新の出方などの不確定要素がある中で、週明け以降与野党の駆け引きが激しくなることだろう。
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