かくれ里

月曜日, 10月 05, 2015

認知症



長寿社会において、認知症は最も大きな陰の部分である。認知症についての関心はこれまでになく高まってきているが、漠然としており明確な認識が意外と低い。
 
認知症の症状は、判断力、理解力などの脳機能障害、記憶障害などが出現し日常生活に影響を及ぼす。経過により、不眠、幻覚、被害妄想などが現われ、はいかい、火の不始末、攻撃的な行動などもみられる。

 認知症を大きく分けると、脳血管症、アルツハイマー型、その他になる。中でもアルツハイマー型の頻度が高いと言われている。治療には、いくつかの薬物が使用されているが、現時点ではまだ難しい点を多く含んでいる。今後の研究がまたれるところだ。

認知症は年齢と共に有病率が上がる。臨床上の問題点や介護の問題点などが山積みされている。認知症問題は国民全体の連帯の中で解決を図らなければならない課題だ。