かくれ里

木曜日, 7月 07, 2016

フィリピン大統領


フィリピンの新しい大統領にドゥテルテ氏が就任した。過激な発言で「フィリピンのトランプ」として注目を集めている新大統領だがフィリピンの政治はどうなるのだろうか。

就任演説でドゥテルテ大統領は、「運転は荒いから覚悟してくれ」と述べている。「犯罪者は裁判を経なくても処刑してよい」などと言っているそうだ。「死刑制度を復活する」など、型破りな政策を口にして治安の改善を進めようとしている。

国内向けには強い大統領をアピールしても、外交では通用しないだろう。前のアキノ大統領は、アメリカや日本との連携を強めたが、ドゥテルテ氏は、長年フィリピン南部の島で市長を務めてきただけで、国政や外交の経験がない。

国民の支持を得て選ばれた大統領だが、経済政策もあまり得意ではなさそうだ。威勢のいい発言だけでなく、内外の課題に対して対処できるのかフィリピンの今後に注目だ。