かくれ里

金曜日, 9月 30, 2016

中東和平問題



中東地域は石油の埋蔵量が世界の60%を占め、世界の原油生産量の30%以上を占めている。同地域の不安定化は国際社会の安定と繁栄に影響する。しかし、この地域では第二次世界大戦後より紛争が続いている。
 
戦後、英国がパレスチナ委任統治を終えるにあたり、国連でパレスチナ分割決議が採択されて、ユダヤ人国家のイスラエルが独立を宣言した。これを認めない近隣のアラブ諸国は宣戦を布告し、第一次中東戦争が勃発した。その後数回にわたる戦争が起きている。
 
中東和平問題は、イスラエルが数次にわたる戦争で占領した土地を、アラブ側に変換して和平を実現し、共存共栄するパレスチナ国家を建設することが目標とされている。
 
一作日亡くなったイスラエルのペレス前首相は、パレスチナ暫定自治合意の立役者で、和平交渉によってパレスチナ問題の解決を目指したが、今のネタニエフ首相は領土問題で強硬な姿勢を崩していない。現在のところ和平交渉を再開させる兆しはない。2国家共存以外に有効な解決策はないと言われているが、簡単ではなさそうだ