かくれ里

水曜日, 10月 05, 2016

君の名は。



今から60数年前のこと。夕方のラジオドラマが放送される時間帯になると、銭湯の女湯から人が消えるというエピソードがある。菊田一夫の代表作「君の名は」である。松竹で映画化もされて大ヒットを記録した。
 
ところで今、「君の名は。」というアニメ映画が爆発的なヒットが続いている。公開から28日間で興行収入が100億円を超えて増え続けているそうだ。
 
観客層は10~20台の若者を中心に日数がたつほどに増え続いているらしい。平日も含めてほぼ満席続きで年齢層も広がっているという。この映画の内容は承知していないが、大きな社会現象となっているようだ。
 
一般的には知名度が低い新海誠監督の作品だが、関係者は「こんなにヒットするとは宝くじに当たったみたい」と一様に驚いている。宣伝部門のプロデューサーも「何か特別なことをしたわけでないが、発信力のある若者に支持され相乗効果で広がっていったのでは」と話している。今の世の中。何が起こるかわからない。