かくれ里

木曜日, 12月 29, 2016

オタガイノタメニ


 

安倍総理とオバマ大統領はハワイの真珠湾で、旧日本軍による攻撃の犠牲者を慰霊したあと、両首脳は声明を発表した。安倍総理に続いて演説をしたオバマ大統領は、「戦争は終わらせることが出来る。安倍首相が今日この場所にいることは、最も激しい敵が最強の同盟国になれることを示している」と指摘した。

 その上で、「オタガイノタメニ」という日本語を使って、「米国と日本は友情と平和の道を選んだ」と語り、日米同盟がこれまでで最も強固なものになっていることを強調した。

オバマ大統領としては、任期最後のこの時期に大統領が描く日米関係の理想として、アジ太平洋地域や地球規模の課題に日本と協力して取り組み、平和と繁栄を築いていこうというメッセージと見られる。
 
安倍総理としても、オバマ大統領の任期中に最後の会談を行い、次期大統領の政権とこれまでと変わりのない関係を保ちたい考えであろう。今回のハワイ訪問によって、日米同盟がより強固なものになったのではなかろうか。