かくれ里

木曜日, 12月 22, 2016

防衛予算費 過去最大



平成29年度の予算案が閣議決定された。この中で防衛費が過去最大の5兆1251億円となって5年連続の増加となった。北朝鮮の弾道ミサイルに対応する防衛体制や、尖閣諸島周辺などへの攻撃に対する備えを強化するためだ。
 
社会保障費などの抑制が大きな課題となる中で防衛費の厚遇ぶりが目立つが、政府は日本を取り巻く安全保障環境が、年々、厳しさを増していることが背景にあると説明している。
 
今回の予算案では、ミサイル迎撃能力の強化に重点が置かれる見通しのようだ。防衛省はミサイル防衛能力のさらなる強化に向けて、アメリカの最新の迎撃ミサイル「THAAD」の導入を考えているようだ。
 
「THAAD」は、落下してくるミサイルを高い高度で迎撃するシステムで、配備されれば日本のミサイル防衛能力は一層向上するとされている。稲田防衛大臣は、グァムのアメリカ軍基地に配備されているTHAADを視察したいとしている。