かくれ里

土曜日, 12月 24, 2016

受動喫煙



当店のお得意先でもある近所の喫茶店が、この年末で閉店すると聞いた。2年前に店舗を改装されてその時から店内を禁煙にされたようだ。僕は喫煙しないので全然気が付いてなかったが、改装後から客離れが始まっていたようだ。たばこを吸う人にとって喫茶店はオアシスなのだろう。喫煙出来ないとなると別の店に移ってしまうのだろうか。
 
近年、受動喫煙でも癌などの死亡者が増えることが分かってきたこともあり、世界50程の国では、建物内では禁煙になっている。我が国でも、医学界や消費者団体などからは強い規制の声が上がっている。

  他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」を防ぐため、国は罰則付きの規制の検討を進めている。早ければ来年の通常国会で立法化が考えられるようだ。しかし、飲食店の団体などからは反対の声が相次いでいる。

確かに路上での歩きたばこ等を条例で禁じた自治体はあるが、建物内での対策は遅れていて、強制力のある法律もなかった。それでも、あえて禁煙に踏み切られた近所の喫茶店は勇気があったと思う。しかし、商売とは難しいものだ。