かくれ里

水曜日, 1月 18, 2017

中東和平



日本は多宗教国家であって、国民は一つの宗教に縛られることはない。しかし世界はそうではなさそうだ。中東方面は特にややこしそうで日本人には理解できないことが多い。
 
イスラエルとパレスチナの和平問題もややこしい。これまでに何度も戦争をしており多くの人が苦しんでいる。国際社会は、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」の目標を掲げているが一筋縄にはいかないようだ。
 
アメリカ次期大統領のトランプ氏は、イスラエルのアメリカ大使館をエルサレムに移転すると言っているそうだ。エルサレムの東半分はイスラエルが占領し一方的に併合したところで、国際社会はイスラエルの首都とは認めていない。
 
エルサレムはユダヤ教だけでなくイスラム教とキリスト教の聖地もあり、パレスチナ側は将来の独立国家の首都と位置付けている。トランプ氏は駐イスラム大使に入植活動に積極的だった人物を指名した。アメリカがイスラエルべったりになると「2国家共存」は不可能となる。