かくれ里

金曜日, 1月 13, 2017

日本企業を困惑させるトランプ氏



アメリカのトランプ次期大統領がツイッターで、トヨタ自動車のメキシコでの工場建設計画に待ったをかけてきたことで日本企業を困惑させている。現在アメリカとメキシコの間の関税はゼロであり、トヨタはメキシコで生産した車をアメリカに輸出する計画だった。トランプ氏がアメリカに工場を建設せよ、さもなければ高額の税を払えと言ってきたのだ。
 
現在メキシコに工場を持つ日本メーカーは戸惑いを隠せなくなった。トヨタは今後もアメリカ国内で1兆円以上の投資をするなどアメリカ経済に貢献すると表明し、トランプ氏の攻撃から矛先をかわすのに苦慮している。
 
だが、トランプ氏は実業家だ。これまで50年にわたるビジネスマンとしての交渉術を駆使して成長してきた。ツイート攻撃はこの延長線上と考えればよいのではなかろうか。
 
アメリカ合衆国にも法律がある。トランプ氏が勝手に好きなことをつぶやいても、議会が新しい法案を決議したり、条約を新たに批准しない限り、勝手な行動はとれないはずだ。そう考えると日本の企業はパニックになる必要はないと思う。