かくれ里

木曜日, 2月 16, 2017

アメリカにとっての中東和平問題



トランプ大統領は15日、イスラエルのネタニエフ首相とホワイトハウスで会談し、中東和平の実現に向けイスラエルとパレスチナの「2国家共存」にこだわらない考えを表明して、これまでアメリカの方針を転換することになった。
 
その上で、イスラエルが進めるヨルダン川西岸などでの入植拡大については「少し控えてほしい」と自制を促した。又、中東和平には双方の歩みよりが不可欠で、両者の条件の合意が必要だと述べたが新たな提案はしなかった。
 
トランプ大統領は、中東和平は私にとって非常に重要だと述べたが、商都テルアビブにあるアメリカ大使館を、エルサレムへ移転させる問題は、検討の時間が必要だとして話し合いには出なかったようだ。
 
いずれにしても中東問題は一筋縄でいく問題ではない。トランプ大統領は、イスラエルには和平合意に向けて柔軟性を示さねばならない。そしてパレスチナにはイスラエルへの憎しみを取り除くべきだと述べている。