かくれ里

火曜日, 2月 14, 2017

高野槙(コウヤマキ)


我が家では仏花にはコウヤマキを供えている。墓参の折にも必ず持参する。かってコウヤマキは世界中に広く分布していたが、今は日本と韓国の済州島にだけ残存しているそうだ。コウヤマキの名前は、高野山に多く自生していることに由来する。
 
常緑高木で、特に手入れをしなくても円錐形の整った樹形に育つ。造園木としても重宝される。水に強く朽ちにくいことから橋梁材としても使われていたようだ。高野山では霊木とされている。
 
高野山には植林されたコウヤマキの人工林がある。日当たりの良い急な斜面に植えられており、上向きの整った枝を間引いて全国に出荷する。
 
 墓参で高野山へ訪れた際には必ずコウヤマキの束を買って帰ることにしている。スーパーなどで買うものより日持ちがして値段も安い。最近は、野菜や果物の調達の時に行く「道の駅」で買うことが多い。