かくれ里

水曜日, 3月 08, 2017

会計検査院


豊中の国有地売却問題で会計検査院が調査を行うことになった。今回、会計検査院は、学校法人「森友学園」に国有地が売却されたいきさつなどを調べることになる。検査では、財務省と国土交通省に対して、売却までの一連の経緯は適正だったのかを調べる。
 
この国有地、鑑定では96000万円だったのが、売却価格が13400万円と大幅に低くなっている。差額はごみの撤去費用としているが、どうして算出したのか。こうした点について書類の提出を求め、担当者にヒアリングをして、当時の状況を掘り起こすことになる。
 
会計検査院は行政機関ではあるが、憲法にも明記されていて、内閣に対し独立の地位を有し、国会・内閣・裁判所の三権のいずれからも独立している。各省庁の担当者も緊張するような、緻密で詳細な検査を行うことで知られている。
 
本来の会計検査院の任務は、①国の収入支出の決算の確認。②会計経理の監督及び適正化。③会計事務を処理する職員が国に損害を与えたと認めた場合の懲戒処分の要求。④賠償責任の検定。などの強力な権限を有している。