会見発言の波紋
自民党の安倍総裁は、3日の憲法記念日に改憲派の集会で、憲法改正をし2020年に施行したいと言う内容の発言をした。これに対し民進党や共産党は、憲法改正の発言権は国会にあるとして、発言は不適切だとして反発し11日に予定していた衆議院憲法審査会は開催を見送られた。
自民党は、発言は総理大臣としてではなく、あくまでも党の総裁としての考えであるとした上で、審査会のスケジュールは、各党の協議で決めるもので発言に縛られるものではないとし、来週、審査会を再開することで与野党が合意した。
安倍首相は9日の予算委員会で民進党の蓮舫代表と対決した。首相は蓮舫氏に、国会に憲法改正の具体的な提案を出すよう求めた。しかし、蓮舫氏は答えず、首相への批判に終始した。
今回の安倍氏の発言は、これまでより相当踏み込んだ発言だ。国民投票は、国会の発議から60日から180日後と決まっている。2020年の施行とすれば、今後2年程度で国会の議決を得なくてはならない。安倍氏の今回の発言。今の段階では与野党の対立を深めるだけのようだ。
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