かくれ里

日曜日, 6月 25, 2017

エナガ


NHKの日曜日の朝のラジオ放送で「いきもの色々」という番組がある。今朝は小鳥の「エナガ」の話題だった。僕は今年2月、平城京旧跡へ鳥見に行った際にエナガを動画撮影していたので、今朝は興味深く聞いた。
 
エナガの体長は14㎝ぐらいだが、尾羽が長く、体重は5~8gぐらいで、スズメ(24g)に比べるとずいぶん軽く小さい。雌雄同形同色で、外観上の区別はできない。
 
主に、平地から山地の林に生息するが、木の多い公園や街路樹の上などでも見ることも出来る。繁殖期には、つがいで小さな縄張りを持つ。木の枝先などで小さな昆虫類を食べる。特にアブラムシを好み、ホバリングしながら捕食することもある。
 
3月ごろから繁殖期に入り、つがいとなって樹木の枝や幹の股に、苔をクモの糸で丸くまとめた袋状の巣を作る。卵は7~12個産卵し、雌雄交代で抱卵する。2週間ほどで巣立ちするが、無事に巣立つ確率は低く、原因は、カラス、イタチ、ヘビなどに捕食されることによるようだ。