かくれ里

木曜日, 9月 28, 2017

ハギの花



昨日は、長居植物園の「万葉の小経」の萩の花が満開だった。万葉の小経には時々行っているがこれまで満開の萩に出会えなかった。しかし今回は堪能することが出来た。
 
長居植物園へは自転車で行くことが多い。200円の入園料は65歳以上の大阪市民なら無料パスだ。同業のTさんを誘っていくこともあるが、今日は一人で行った。ところが入園口が変わっていた。今までの入口は団体専用になっており、一般は自然史博物館と一緒の入口になっていた。
 
ハギはマメ科の植物で、日本各地の山野でごく普通にみられる。花期は7月から10月だ。花は豆のような蝶型で赤紫色のものが多いが白もある。秋の十五夜(満月の夜)に、すすき、だんごと一緒に、縁側などに置いてお供えする風習があるが、都会ではほとんど見ることがなくなった。
 
ハギは秋の七草のひとつに数えられている。秋の七草は、オミナエシ(女郎花)、キキョウ(桔梗)、ナデシコ(撫子)、フジバカマ(藤袴)、オバナ(尾花)、クズ()とハギ()だ。ちなみに、奈良時代、山上憶良が万葉集に詠んだのが秋の七草の由来とされている。