かくれ里

木曜日, 9月 21, 2017

ミャンマーの国内事情


ミャンマーは多民族国家であり、135の民族が国によって公認されている。その基準はイギリスの侵略戦争が始まる前から住んでいた土着の民族だとしている。しかし、問題になっているロヒンギャ民族は国民として認めていない。
 
今、ロヒンギャ民族に対する人権侵害が問題になっているが、それには宗教がある。ミャンマーは仏教の国だが、ロヒンギャはイスラームであることだ。風貌も、顔の彫りが深く、肌の黒い人が多い。
 
中東からきた人のような雰囲気をミャンマーの多くの人たちは、ミャンマーにいてほしくないという感情があるようだ。しかしこの問題に対し、国家顧問のアウン・サウン・スー・チー氏は殆ど発言していない。
 
彼女の立場からすれば、人種間、民族間、宗教間の暴動は絶対に許されないだろう。だが、現在の自分が置かれている立場としては軽率な動きが出来ないのだろう。今の憲法を変えない限り軍の政治への介入がなくせないからだ。しかし、ロヒンギャ問題がこじれると国全体が不安定になる恐れがあるので無視できないことだ。