かくれ里

火曜日, 9月 26, 2017

ドイツの議会選挙


24日に行われたドイツの連邦議会選挙で、メルケル首相の与党が大幅に議席を減らしたが、第一党の座は維持した。これを受けてメルケル氏は4期目に向けて連立交渉に入った。しかし、交渉は難航しそうで、メルケル氏の手腕が問われることになる。
 
ドイツの単独政権は戦後1度だけでほとんど連立政権だった。これまではメルケル氏率いるキリスト教民主・社会同盟と社会民主党の大連立政権だったが、今回は社会民主党は連立に参加しないとしている。
 
そこで自由民主党との連立を模索しているが2党では過半数に達しないため、緑の党も加えた3党の連立が必要だ。これら3党が連立に向けてどう折り合いをつけるのかが今後の焦点になる。
 
今回の選挙で大幅に議席数を増やした右派政党のドイツのための選択肢(AfD)は2013年に設立された新しい党だが今回大きく躍進した。AfDは自党を反EU政党とはしていない。移民政策に於いては、専門的な能力を持つ移民は必要としているが、そのほかの者は移民の対象にしていない。ドイツ議会は今後どうなるのだろうか。