かくれ里

金曜日, 10月 27, 2017

吉田ドクトリン


日本国憲法は、GHQによって押し付けられた憲法だと聞いている。だが、この憲法のおかげで日本の発展があったと理解している。戦後、吉田内閣は、疲弊した日本の経済復興に際し、国防をアメリカ合衆国に担わせることによって経済発展に専念することが出来た。このことを吉田ドクトリンというそうだ。

  朝鮮戦争勃発になって、アメリカ合衆国は、軍事費を増加させるよう再三要求したが、吉田茂総理率いる日本政府は、憲法9条の条文を盾に、拒み続け、軍事費を掛けずに平和と安定を享受しながらも奇跡的な経済復興をなし遂げた。

吉田茂氏は晩年には、憲法改正による国防軍の保持を主張した。なぜなら日本は既に世界3位の経済大国に成長していたからだ。吉田ドクトリンは役目を終えたと判断したからだろう。
 
それから今日まで、憲法改正の議論は続いている。この間世の中は大きく変貌した。今こそ憲法を見直す時だ。政権が安定している今がチャンスだ。国民のほとんどがそのように感じているのではなかろうか。