かくれ里

火曜日, 10月 17, 2017

北朝鮮を取り巻く環境


明日から中国共産党大会が始まるが、大会終了後に北朝鮮に対する中国の姿勢が変わるのではないかと言われている。そして、米トランプ大統領が115日から日本、韓国、中国を訪問する。これを機に、北朝鮮を取り巻く環境が変化する可能性が出てくるのではなかろうか。
 
北朝鮮が核ミサイルを放棄できないのは、自国の生存にとって不可欠だと思い込んでいるためだ。この場に及んで核開発を放棄してしまえば、国内での反体制運動が起き政権が崩壊すると考えているのだろう。
 
トランプ大統領は、北朝鮮が核ミサイル開発をあきらめない場合、「北朝鮮を完全に破滅させる」と強硬姿勢をちらつかせている。しかし、軍事行動による場合には、北朝鮮の報復攻撃によって日本や韓国に多大な犠牲が生じる危険性がある。
 
 軍事行動に突入することなく北朝鮮を変化させる、あるいは軍事行動となっても犠牲を最小限にするためには、中国が北朝鮮を見限ることがポイントになるだろう。そうした意味から、明日からの中国共産党大会が注目される