かくれ里

火曜日, 1月 09, 2018

はやぶさ2


2014年12月3日に打ち上げられた「はやぶさ2」は27億キロを旅して、小惑星「リュウグウ」まで370万キロに迫っている。明日から軌道修正作業に入る。これに成功すれば6月下旬に到着の予定だ。
 
はやぶさ2の本体の基本構造は「はやぶさ」とほぼ同じだが、その後に進展した技術を導入している。「はやぶさ」になかったものとして「衝突装置」で人工的にクレーターを形成し、衝突により露出した表面からサンプルを採取する計画だ。
 
太陽系の起源や進化を知るためには小惑星を調査する必要がある。はやぶさ2が目指す小惑星「リュウグウ」には、有機物や含水鉱物をより多く含んでいると考えられている。地球をつくる生命の原材料物質は太陽系初期と密接に関係があると考えられている。
 
はやぶさ2は、1年半ほど小惑星「リュウグウ」に滞在して、2019年末頃に小惑星を出発し、2020年末ごろに地球に帰還する。気の長い話だがそれにしても凄いことが出来るものだ。