かくれ里

土曜日, 1月 27, 2018

リフレ派とは


僕がよく見ているインターネットのサイトには、安倍首相がリフレ派になったのはいつの頃からかとの話題がある。リフレ派とは、緩慢なインフレを継続させることにより、経済の安定成長を図ることが出来るとする理論を政策に取り入れようとする人々のこと書かれている。
 
このサイトの管理人は経済学者で大学教授の高橋洋一氏だ。元大蔵官僚で、内閣府参事官などの重要な仕事をされている。小泉政権では、竹中平蔵総務大臣補佐官をされていて、政権内で量的緩和の有効性を説き、弊害のないことを指摘していた。
 
ところが日銀は、2006年3月に量的緩和を解除した。その為デフレ脱却が遠のいてしまった。当時、高橋氏の意見に賛同していた政治家は数人だったが、官房長官だった安倍氏もその一人だった。
 
第二次安倍内閣が成立した時点においても、2006年3月の量的緩和解除は失敗であり、その失敗を踏まえての2%のインフレ目標を明確に導入したアベノミクスをつくった。「安倍氏は記憶力がいい。誰の予測が正しかったのか、間違っていたのかをよく覚えている」と高橋氏は書いている。