かくれ里

月曜日, 5月 07, 2018

中国企業について


世界市場におけるMade inチャイナの大半は、低付加価値の「安かろう 悪かろう」だと認識していたが、最近は通信機器や家電品なども世界市場を席巻し始めている。しかし、製品の心臓部分に使われている集積回路などは海外から輸入している。
 
 中国が誇る先端企業が今、存亡の危機に立たされている。それは、米国が自国製品の禁輸措置に踏み切ったからだ。大量に必要とするハイレベルな集積回路などが入ってこなければ中国の国内企業は製品が作れない。
 
 それでは、中国企業がどうしてこれまで自国産の集積回路の開発と製造に力を入れてこなかったのだろうか。開発には莫大な資金と時間が必要とされるが、金儲け主義一辺倒の中国企業からすれば、海外から部品を調達した方が早いとなったのだろう。
 
 輸入が一旦途切れてしまうとスマートフォンの一つも作れなくなるのだ。中国製造業のアキレス腱はこんなところにあったのだ。先端領域における寒い現状である。