イージスアショア
イージスシステム(ミサイル防衛システム)を陸上に配備する装備がイージスアショアだが、宇宙空間を飛翔する弾道ミサイルを地上から迎撃する能力を有している。2基の設置で日本全土がカバーできるとされる。
現在、日本のイージスシステムはイージス艦に搭載する海上自衛隊のSM3と航空自衛隊のPAC3の2段構えだ。イージスアショアは24時間365日防護が可能で、安全性と抑止力の強化があって、管理メンテナンスも楽だ。
デメリットとしては、イージス艦のように自由に移動できない。陸上自衛隊は海上自衛隊と違い運用のためのノウハウが不足している。配備された基地とその周辺及び関連施設は、有事の際、先制攻撃の対象にされる等。
イージスアショア2基の配備候補地については、防衛省で検討の結果、秋田県の陸自新屋演習場と山口県のむつみ演習場が選定された。配備に際して、地元住民の生活に影響が生じないよう、十分な調査や対策を講じるとともに、配備の必要性や安全性などについて丁寧に説明し、様々な疑問や不安を解消すべく務めるとしている。
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