かくれ里

日曜日, 6月 02, 2019

天安門事件


1989年6月3日深夜から4日未明にかけて、中国の天安広場とその周辺で民主化を求める学生たちの平和的なデモを軍が武力で弾圧した事件だが、30年目を迎えるに当たり、この事件を中国政府による「弾圧」ととらえるべきではないとの認識のようだ。
 
 中国国防省の記者会見に於いては、「この30年間、我が国は改革と発展の道をたどってきた。国内は安定し、数々の成果をあげた。」との見解を示している。6月4日には公的な記念行事は何もない。
 
 しかし、現在の中国の経済状況はかなり悪化しているようだ。GDPなどの統計では6%以上の成長をしていることになっているが、市場からは1兆ドル以上の社債を調達している。
 
 国内においては、日常的に小規模な暴動が起こっている。米中貿易戦争はエスカレートするだけだ。このままの状態が続けば30年前のような大規模な暴動が起こっても不思議ではないと言われている。