アイリスオーヤマ
国内の家電メーカーが、黑物家電の生産の縮小や撤退を考えている中、異業種の参入の動きが広がっている。生活用品大手だったアイリスオーヤマは白物家電と言われるエアコンなどの生活家電用品をすでに販売していたが今回、黒物家電にも本格的に参入し、総合家電メーカーを目指している。
今回販売を発表した4K対応液晶テレビは、音声操作対応と銘打って他社と差別化している。高性能な音声認識回路を内蔵したリモコンが聞き取った指示内容を赤外線コードに変換し、その信号をテレビに送り操作するようだ。
スマートスピーカーなどを経由しないので、ネット環境も必要なく対応が早く操作も簡単だ。あらかじめ決められた27種類の操作ワードをリモコンに向かって話すだけで、電源のオン・オフやチャンネル変更、音量の調整などが出来るらしい。
アイリスオーヤマでは「当社は今後、総合家電メーカーとして国内家電市場の変革を的確にとらえ、快適生活の実現を目指したい」と言っている。同社の今年の家電事業の売り上げ目標は、1100億円を見込んでいるようだ。
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