かくれ里

金曜日, 2月 05, 2021

ミャンマーのクーデター

 

アジア最後のフロンティアと呼ばれていたミャンマーで、軍が政権を奪取するというニュースが報道された。ミャンマーについてはこのブログでも何度か書いたが、長年の軍事政権下にあったものをアウンサン・スーチー党首が率いる野党が選挙で勝って政権を把握していた。

  21日早朝、軍はアウンサン・スーチー氏と党の幹部らを拘束し、非常事態を宣言し、国軍の司令官が全権を把握したと発表した。

  ミャンマーの今の政治は、政権トップのスーチー氏と軍という2つの権力のバランスで成り立っていた。しかし、民主的な改革を目指すスーチー氏と権益を維持したい軍の間にはほとんど意思疎通のない状態だったという。

  今後、ミャンマーはどうなるのだろうか、民政移管の後、着実に経済が成長し、人々の生活も向上した。その民主化のプセスが大きく揺らごうとしている。民主化を後戻りさせるなといったメッセージを、日本を含む国際社会が一致して送る必要があるのでなかろうか。