かくれ里

木曜日, 8月 05, 2021

中国海警法

 今年2月1日に施行された中国の海警法によって、中国公船の東シナ海や南シナ海での行動を正当化するものとみられる。

 海警法の内容は、外国政府の船舶が中国の管轄海域に入った場合に、強制的に退去させることができ、主権や管轄権が侵害された場合には、武器の使用を含む必要な処置をとることができるとしている。

 この法律の問題点は、日本の主張する境界線を越えて「管轄海域」を主張する恐れがあることだ。尖閣諸島周辺での海警局の活動は日本の領海や接続海域でも行われている。

 尖閣諸島を巡って日米が共同で対処することを定めた日米安保の適用がある。中国は尖閣諸島などに軍を用いれば、日本の自衛隊や米軍の関与を招く可能性があるため、行政機関としての海警局が前面に出てきているのだろうか