かくれ里

月曜日, 10月 25, 2021

光害

 

あまり聞かない言葉だが「ひかりがい」と読む。過剰または不要な光による公害のことだ。動植物の生育に悪影響を及ぼしたり、天体観察を難しくしたり、生態系を混乱させたりしてエネルギーの浪費などの様々な影響があることだ。

 環境庁の光害防止のパンフレットによる光害の例としては、①居住者への影響。②交通への影響。③植物への影響。④野生動物への影響。⑤研究・教育活動への影響などを示している。

 過剰な明るさや不必要な方向に漏れた光はエネルギーの無駄だ。他より目立とうと明るさを競うと、大幅なエネルギーの浪費につながる。

 地球観測衛星などのデーター等推測から、世界人口のほぼ83%が明るい人口光のもとで暮らしており、天の川を肉眼で視認できない人口は全世界の1/3以上。北米の80%以上との報告もある。