かくれ里

水曜日, 11月 24, 2021

石油備蓄

 

原油価格が高騰する中、米国ホワイトハウスは、昨日石油の備蓄の一部を市場に放出すると発表した。供給量を増やして原油価格の上昇を抑える狙いで、日本や中国などと強調した取り組みだとしている。

 日本政府も国家備蓄の石油を放出するようだ。岸田総理は、「米国と歩調を合わせ、現行の石油備蓄法に反しない形で国家備蓄石油の一部売却を決定した」と語っている。

 日本の石油の国家備蓄は、国内需要の約90日分以上を貯蔵するとしている。現在の国家備蓄は9月末時点で国内需要の145日分ある。その他、民間備蓄などを合わせると240日分程度ある。

 また、ガソリンの小売価格が全国平均で1リットル170円を超えた場合には石油元売り会社などに補助金を出す方針だ。そのうえで、ガソリン、石油の急激な値上がりに対して激変緩和措置もしっかり行いたい」と述べた。