かくれ里

月曜日, 11月 08, 2021

憲法改正へ加速?

 

    衆議院選挙は、自民党が絶対安定多数の261議席を獲得し公明党と合わせて293議席だ。憲法で定められた「改憲の発議」に必要な310議席には17足りない。しかし、改憲を訴える日本維新の会が41議席と大幅に伸びた。

    憲法改正に熱心だった安倍氏が退陣後も維新は改憲を強く訴えている。維新としても来年の参議院戦までに改正案を固め、参議院選と同時に国民投票を実施すべきだと言っている。

   維新の公約では、憲法9条について「平和主義・戦争放棄は堅持した上で、正面から改正議論を行う」とし、緊急事態条項について「積極的な議論を行う」としている。ただ、与党の公明党は慎重な姿勢を変えていない。

    岸田政権にとってのハードルは公明党との調整になるが、「改憲の発議」に必要な参院での議席数は、自民、公明、維新を合わせても足りない。従って憲法改正の動きが本格化するのは参議院選挙の後だろう。