かくれ里

土曜日, 5月 21, 2022

ビーバー

 

ビーバーは土木工事をおこなう変わった生態をもつ生き物とのことで、興味があって調べてみた。もっとも僕は実物を見たことはないのだが。

 ビーバーは、河川や湖・池・沼などに生息し、夜行性である。ペアと子供たちで家族群を形成して生活する。草食性で草や水草、木の葉や根、皮などを食べる。

 生息に適した川があればその土手に巣穴を掘る。巣はドーム状になっていて、出入口は水中にあり天敵の侵入を防いでいる。

 適当な場所がない場合、木をかじり倒して得た枝や小さな幹などで川をせき止めてダムを作る。ダムは代々引き継がれ巨大化することがあるようだ。このダムによって水の量を安定させ、巣が川の流れや水の増減によって破壊されるのを防いでいるのだろう。生息環境をこれほど大規模に作る動物は人間以外では唯一であると言われている。