かくれ里

月曜日, 5月 23, 2022

取水トラブル

 

愛知県豊田市にある明治用水の取水施設「明治用水頭首工」で、大規模な漏水が発生し、矢作川からの取水が出来なくなった。そこで、仮設のポンプを設置するなどして対応にあたっている。 

ここからの水道は三河地域の事業所と4500ヘクタールに及ぶ田畑にも利用している。今が田植えの時期で、「水が来ないと苗が枯れる」と大騒ぎだ。

 明治用水は、明治維新後の国策により、明治12年に着工、同17年に完成した。用水完成により開田が進み、この地域の農業は目覚ましく発展した。

 漏水の影響がどれほど続くかについて関係者は、「今の時点ではわからない」としたうえで、「原因を追究することも大切だが、最後の整備から40年以上使われている施設なので老朽化は原因の一つだろう」と指摘する。