トルコの対応
フィンランドとスエーデンのNATO加盟にトルコだけが反対している。新規加入には30か国すべての同意が必要だが、トルコ一国だけがあまりにも強硬な態度を貫くと孤立を招くことになるだろう。
しかし、トルコには賛成できない事情があるのだ。フィンランドとスエーデン両国がトルコの反政府武装組織PKKを支持していることだ。
トルコはNATOの一員でありながらロシアからミサイル防衛システムを導入したが、これに対してアメリカはトルコに制裁を科している。
トルコのエルドアン大統領としては、来年の大統領選挙を控え、両国の加盟を認める代わりに、欧米諸国から最大限の譲歩を引き出したいのだろう。この問題はいずれ早晩に決着がつくと思う。
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