かくれ里

火曜日, 6月 10, 2025

EEZ

 

国連海洋法条約では、EEZ(排他的経済水域)は自国の基線から200海里の範囲内に設定できるとなっている。 

設定水域内に存在する水産・鉱物資源は排他的な権利を有する。日本最南端の島、南鳥島のEEZには、レアアースやニッケルが豊富に埋蔵されている。 

だが、埋蔵の段階では沿岸国には所有権が存在せず、発掘した段階で権利が発生する。また、水産物も水揚げされて初めて所有権が発生する。 

日米の「インド太平洋戦略」は海洋の自由とルールに基づく秩序を掲げるが、中国は太平洋の公海で、深海底採掘のルールを握ろうと動いている。日本は資源大国として、この宝を守り抜く覚悟が必要だ。