かくれ里

火曜日, 5月 06, 2025

山東京伝

 

今年の大河ドラマ「べらぼう」で、江戸時代中期から後期にかけて、主人公の蔦屋重三郎が、版元として多くの作家、浮世絵師の作品刊行に携わったが、その中の一人に山東京伝がいる。 

山東京伝は、副業として現在の銀座に小物販売店「京屋」を開き、自分がデザインした紙製の煙草入れが大流行してよく売れた。 

仲間と飲み食いする場合、費用の総額を頭数で割って勘定することを「わりかん」というが、これは、山東京伝が元祖で、「京伝勘定」と呼ばれていたそうだ。 

1782年から続く飢饉によって世情は不安定な状況であり、山東京伝は、寛政の改革における出版規制で処罰を受けた。1916年10月27日、胸痛の発作により死去した。享年56。