かくれ里

月曜日, 7月 31, 2006

大阪の夏祭り


 6月30日の愛染祭の宝恵駕籠行列から始まって、8月1日の住吉大社の住吉祭神輿渡御祭まで、大阪の何処かで夏祭りが行われている。圧巻は、何といっても7月24日・25日の大阪天満宮の天神祭りであろう。


 同じ日に西成区玉出の生根神社でも「だいがく祭」がある。「だいがく」は、もともと雨乞いのために沢山の提灯をつけた櫓に台をつけてかつぎ、太鼓を打って巡遊したのが始まりと聞く。形は秋田の竿灯に似ていて、昔は大阪の各地で行事が行われていただそうだが、殆どが戦災で消失し、岡山に疎開していて戦火を免れた生根神社の一基だけになった。昭和47年に大阪府の有形文化財にも指定されている。


 現在「だいがく」は神社の境内に常駐されていて、祭りの時には「こつま音頭」に合わせ、揺らしたり、回転させたりしている。又、少し小振りの「だいがく」が作られて、こちらの方は近くの公園で数十名の担ぎ手によって祭りを盛り上げている。


 玉出の生根神社は我が家の氏神でもあって、毎年この祭りの日には神社に出向くことにしている。今年も24日の夕刻より孫たちを連れて行ってきた。今年は二日間とも天気に恵まれて、いつもの年より出店の数も多く大層賑わっていた。孫たちは夜店で買い物したり遊んだりするのが楽しみなのだが、公園での「だいがく」の演技にも見入っていた。