かくれ里

金曜日, 12月 22, 2006

こつま南瓜まつり



 今日は冬至。この日には全国各地で、風邪よけ・中風封じ・魔よけを祈願し、柚子湯に入り「冬至南瓜」を食する風習があります。

 大阪市西成区玉出の生根神社では、毎年この日には「こつま南瓜まつり」が盛大に執り行われる。まつりと言っても、神社の境内に設けられた接待所で、参拝者にアツアツのこつま南瓜を振舞う行事のことである。

 同神社には「こつま南瓜塚」があるが、江戸時代に飢饉があったが南瓜を食べて飢えが凌げたそうです。人々の命を救った南瓜をお祭りしよう とこの塚が出来たそうである。

 こつまなんきんといえば、直木賞作家、今東光さんの小説で良く知られているが、大阪では艶っぽい女性のことを「こつま南瓜みたいな」と言 うことがあるそうです。小説では河内娘「小春」の波瀾万丈の人生が描かれています。因みに、今東光さんは横浜出身のですが、八尾の天台院の 住職でした。最晩年には、瀬戸内寂聴さんの剃髪をしています。