かくれ里

木曜日, 12月 13, 2007

グリーン電力

 風力、太陽光、地熱、バイオマスなどの自然エネルギーで発電された電力を「グリーン電力」と言う。自然エネルギーであっても大規模なダム発電のような大きな環境負荷をもたらすようなものは対象としない。このようにして作られた電気は、電気そのものの価値とは別に、化石燃料削減やCO2排出削減等の価値をもっている。これを「環境付加価値」と呼んでいる。この「環境付加価値」を電気と切り離して、「グリーン電力証書」という形のシステムがあるようだ。

 この証書を保有する企業・団体は、記載されている発電電力量相当分の環境改善を行い自然エネルギーの普及に貢献したことになる。自分で発電設備を持たなくても自然エネルギー(環境付加価値部分)を利用でき、地球温暖化防止につながる仕組みとして関心が高まっている。

 グリーン電力は一定規模以上の企業や団体でなければ購入できないが、ソニースタイルでは、電力証明書を一括購入し、ユーザーに対して小口分割して提供している。最低購入額は1口で、1kWhあたり風力発電は11円相当のポイントで、太陽光発電は13円相当のポイントで購入できる。

 グリーン電力は、消費者運動を背景とした1990年ごろにアメリカで生まれたそうだが、現在はさまざまな形で発展し導入されているようです。