かくれ里

水曜日, 12月 16, 2009

小沢一郎


 天皇陛下と中国の高官との会見が決まった問題について、宮内庁の羽毛田長官が苦言を呈したことに対する、「辞表を出して言うべきだ」との小沢一郎民主党幹事長の発言に疑問視する意見が多くあるようだ。

 2004年に、陛下の体調を考慮して、陛下と外国要人の会見は、一ケ月前までに申請を受け付けると言うルールが決められたが、今まで例外はなかった。しかし、今回は民主党によってそのルールが破られた。

 天皇の政治利用という観点から今回の会見に対して宮内庁には、羽毛田長官の発言に対して賛成する意見が多く寄せられているという。お茶の水女子大の藤原正彦名誉教授は、小沢幹事長は衆議院での圧勝を受けて、何をしても「民意」で通ると思っているようだが、それは間違いだと言っている。

 小沢一郎氏は、政界屈指の有能な政治家で、日本を背負って立てる人物だと思うが、今回の発言は少し傲慢が過ぎるのではないだかろうか。