かくれ里

水曜日, 12月 23, 2009

密約


 1972年の沖縄返還は「核抜き本土並み」で合意したことになっていたが、交渉過程で、当時の佐藤栄作首相とニクソン米大統領の間で、有事の際に核の持込を認める密約文書を取り交わされていた。この文書は文末にフルネームでの署名があり、2通作成されて日米首脳がそれぞれ保管していたようである。

 民主党はこのことを問題にしているが、密約に関しては相手国のことを考え、よほどのことがない限り、公にすべきものではないと思う。

 辞書によれば、「密約」とは「密かに約束を結ぶこと、又、その約束」となっている。それを公表してしまえば「密約」ではなくなってしまう。

 最近の普天間基地問題といい、この密約問題といい、民主党のやっていることは何かおかしい。日米の同盟関係を破棄する積りでいるのだろうか。しかし、岡田外務大臣は最近になって、ことの重大性に気が付いているように思うが如何だろうか。