かくれ里

日曜日, 1月 31, 2010

正信念仏偈

 昨晩、同業者の親族の通夜式に参列した。浄土真宗本願寺派の導師による朗々たる正信偈の読経の中で焼香をさせていただいた。

 正信念仏偈は、宗祖親鸞が書き著わした「教行信証」六巻の中で、七言を一句とした120行の偈のことで、「教行信証」のエッセンスと言われていて、重要な内容が短い偈の中にすべて含まれている。したがって、浄土真宗においては、葬式の時にも、日常の勤行の時でも「正信念仏偈」が読誦されている。

 我が家も浄土真宗本願寺派の檀家である。僕は、4年前に母がなくなった頃から早朝に正信偈を唱えている。と言っても棒読みであるから五分ぐらいで終わる。その後、漢字練習帖の1頁に、鉛筆かボールペンで16行ずつ書き写している。同時に般若心経を唱えたりもするので、毎朝20分ぐらいの時間を費やしている。

 そんな訳で、正信念仏偈は大体覚えたが、だからと言って、僧侶の読経に合わせて唱えるのは難しい。あの独特の節回しはまねが出来ない。